●086 かぢやの歌 かじやのうた 〇うてやあいづちこころをこめて

 表題:かぢやの歌
 読み:かじやのうた

 収録:(A)高等女學校音樂教科書 3 渡邊彌藏,山本壽共著 大阪寶文館 1929(S.4).9=初/1930(S.5).11=訂正再版 ◎[A3-31],Copy=(K81)
    (B)自筆楽譜ノート ※Maurer und Schlosser

 記譜:(A)二部合唱(伴奏なし) ハ長調 4/4
    (B)単声 ニ長調 4/4

 インチピット:ソ|ソミラ|ソドミソ|ファソレソファソレラ|ソミドミレ

 曲:オベール,ダニエル=フランソワ=エスプリ(Auber, Daniel-Francois-Esprit*)(1782-1871)[フランス]
 詞:犬童球渓

 ※自筆楽譜ノートA1-1あり
 ※自筆はAube1と読めるが?Auber?Maurer und Schlosser=石工と錠前屋
 Maurer und Schlosser はオベールの喜歌劇「石工(Le macon*)」(1825.5.3初演)のドイツ語タイトル


[詞] ※高等女學校音樂教科書 3より

1.打てや相槌(あひづち)心をこめて 力を入れて
  打てば火花は散りしく 花の春の庭よ
  押せや鞴(ふいご)を急がずせかず 休まず倦まず
  押せば鞴は平和の風ぞ 輕くそよぐ
  ラララ……

2.汗は額に背中に腕に 清水と湧(わ)けば
  落つる雫に黄金(こがね)の玉の 簾(すだれ)懸かる
  研げば輝く燒刃(やいば)の匂ひ うら肌寒く
  觸(ふ)るるものみな亂麻(らんま)を絶たん 打てや打てや
  ラララ……


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